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接客業の人に聞いてみた!「薄毛のお客さんに気をつかうことってありますか?」

接客業の人に聞いてみた!「薄毛のお客さんに気をつかうことってありますか?」

髪が薄くなってくると、なにか気持ちが落ち込んでくるものだ。ネガティブな思考におちいったり、行動が消極的になってしまう人もいるようだ。同時に、周囲の人たちの接し方が微妙に変化してくることがある。家族や親友なら、薄毛についてハッキリ言ってくれることもあるだろうが、他人、特に客商売の人は言葉を選ぶのではないだろうか。今回は、東京都内で接客業に従事する3人に「薄毛のお客さんへの応対」について聞いてみた。

美容師は…?

髪の毛とダイレクトに接する職業の筆頭は、理容師や美容師だろう。髪が薄くなったとしても、定期的にカットには行くからだ。美容院を経営するAさん(52歳)はこう言う。

「私は開業して20年になるので、さまざまなお客さんの応対をしてきました。最初から薄毛のお客さんもいれば、通ってくださるうちに徐々に髪が薄くなっていくお客さんもいます。ご自分で『俺の髪、かなり薄くなってるよね!?』と尋ねてくる方もおられますが、あいまいにはせずにきちんと答えますね」

Aさんの考えでは、美容師は頭や髪と直接対峙するので、下手にフォローするとかえって逆効果とのこと。冷静に具体的な指摘をするようにしているそうだ。

「薄くなっているのが頭のどこなのか、つむじ周辺だとか前頭部だとか、そこがどのような抜け方をしているかをきちんと説明します。自分の中のイメージとしては、カウンセリングですね。病院などで説明を受けるときは神妙に聞く人が多いと思うので。髪のプロがおよび腰になってはいけないと考えています」

もちろんそこで気落ちする人もいるが、それでは話が終わってしまうし、暗い気分で店を出ることになってしまう。続いてAさんが行うのは、提案だ。

カット風景

美容師は一番身近な髪のアドバイザーかもしれない

「ここが薄くなっているから思い切って短くしましょうとか、こんなヘアスタイルはどうかなど。場合によっては、カラーリングをすることもアドバイスしています。特に薄毛になったことをなかなか受け入れられない人には、髪型の見本を見せながらじっくり話し合うこともあります。偉そうなことを言うようですが、お客さんにはハッピーな気分で帰ってもらいたいですから」

Aさんのお店ではシャンプーやトリートメントの商品も扱っているので、頭皮環境が悪くなっている人にはオススメもしている。

ドラッグストアスタッフは…?

育毛剤、育毛シャンプー、整髪料、ブラシ、頭皮ケア用品など、細かい相談を多く受けるのは、ドラッグストアのスタッフも同じだ。店員のBさん(31歳)に話を聞く。

「育毛剤について聞かれることはときどきありますね。年齢層は30代くらいが多いと思います。お客さんのタイプもいろいろで、明るくハキハキと『この育毛剤は効きますか?』と、尋ねてくださるお客様はいいのですが、恥ずかしいのか、ヒソヒソ声で尋ねてくる人は、こちらも気をつかうようにしています」

基本的に、相手のテンションに合わせた話し方をするというBさんだが、共通して心がけていることがあるという。

「単純に声の大きい人は薄毛を気にしていない、小声の人は気にしているということではないと思っています。どちらも髪について悩んでいることに変わりはありません。ですから、変に愛想笑いをしたり、逆に深刻すぎる表情をしたりしないようにしています。かといってあまりに機械的な受け答えでは、『しょせん人ごとにしか思っていない…』と思われる可能性もあります。頭痛薬や胃薬を求めるお客さんよりも、慎重に考えて対応するようにしています」

Bさんは新人の頃、肌のトラブルに悩むお客さんに笑顔を絶やさず接客していたところ、先輩から「笑いすぎだ」と、注意されたという。感じのよい接客のつもりでも、逆効果になることがあるというのだ。

「難しいことは何もなく、悩みを持つ人の気持ちになって考えたらいいんです。『かわいそう』と思うのも間違い。これからも、薄毛に悩む人といっしょに考えていきたいと思っています」

ガールズバー勤務の女性は…?

頭皮や髪と直接関係はないが、中高年の客が多いガールズバーに勤めるC子さん(25歳)にも聞いてみた。

「どんなお客さんでも平等に接していますが、たまに気になっちゃうことはありますね。特に前頭部が薄かったり“M字”の状態になっている人だと、無意識に視線が額の方に行っていることがあります。別にバカにしているのではなく、『こんな風になるのか…?』という純粋な興味からです」

握手を求める女性

薄毛だって温かい目で見てくれる人もいる

しかし、視線が薄毛部分に向いていることを悟られてしまってはまずい。そのためC子さんは、いつの間にか目を伏せがちに接客するようになったという。

「最近は、意識しなくても額をジロジロ見ることはなくなりました。むしろお客さんから髪の悩みを打ち明けられたりすると、優しい気持ちで対応できるようになってきた気がします。私は、昼間は会社勤めをしているんですが、髪の薄い上司に対しても『苦労しているんだろうなあ』と、温かい目で見られるようになりました(笑い)」

* * *

薄毛が進行すると、確かに、他人からどう見られているか気になることはある。しかし、自分で思っている以上に、周囲は真剣に、そして温かく見守ってくれているのかもしれない。こうしたサポートがあることを忘れず、自らもポジティブに「毛活」に向かっていきたいものだ。