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アンファーから発売された話題の発毛剤「スカルプD メディカルミノキ5」のポイントをチェック!

メディカルミノキ5

抜けてしまった髪を生やす「発毛剤」。日本国内での市販品はこれまで、大正製薬の「リアップ」しかなかった。しかしここへきて新たに「アンファー」が参入することになった。「スカルプD」シリーズで、抜け毛や薄毛を「予防」するアイテムに注力してきた同社から発売された話題の発毛剤とは…? 開発担当者に話を聞いた。

◆薄毛を先へ進ませない!

今回、アンファーから発売された発毛剤の名は「スカルプD メディカルミノキ5」。医学を表す「メディカル」に、耳慣れない単語が付いている。同社予防医学事業部の事業部長、道端孝助さんは説明する。

商品名に付けた『ミノキ』とは、一般用医薬品として国内で唯一発毛効果が認められている成分『ミノキシジル』を配合している点を表しています。ミノキシジルは、日本皮膚科学会診療ガイドラインでも発毛効果のある成分としてAランクに位置づけられているものです。末尾の『5』は、ミノキシジルが5%であることをわかりやすく示すために付けました。東亜薬品との共同開発商品です。育毛剤ではなく発毛剤として、この製品は第1類医薬品に分類されます」(道端さん、以下「」内は同)

ミノキシジルは世界各国で壮年性脱毛症(男性型脱毛症=AGAと同義)の治療に使われてきた実績のある成分だ。特に「2型」と呼ばれる頭頂部の脱毛や、いわゆる「M字型の薄毛」への効果が高いことがわかっている。また、毛髪が生えて抜け、再び生えるまでのヘアサイクルを整える働きもある。

これまで同社は「予防医学のアンファー」というキャッチコピーで、「スカルプDシリーズ」を提供してきた。髪を生やす「発毛」に進出したのは、予防というより治す方向性に転換したということだろうか?

「弊社は頭髪専門外来に協力いただいて、抜け毛を予防する医薬部外品や、スカルプシャンプーなどを開発してきました。発毛となると路線が変わったように思えるかもしれませんが、『生やすことも予防の1つ』と考えています。30~40代で起こる初期の壮年性脱毛症に使っていただき、それ以上先へ進行させないことも大切なのです。実際、クリニックの医師にうかがうと30代以下の方は『薄毛になるかもしれない』『薄毛になりたくない』という悩みを抱えています。そうした方々に、『スカルプD メディカルミノキ5』を使っていただきたいと思っています」

◆従来製品との相乗効果

発毛剤では先発の「リアップ」はすでに、ネームバリューやブランドを確立しており、ミノキシジル5%の製品もある。「スカルプD メディカルミノキ5」の違いはどこにあるのだろうか?

「1つは若い世代の方々に、壮年性脱毛症に対して早め早めの手を打っていただくことを訴求しようと考えています。リアップが40~50代以上のシニア層を対象としているため、メインとなるユーザーに違いがあると思います。若年層は抜け毛や薄毛に対する関心は高いものの、発毛剤を購入することをためらわれる傾向があります。『お父さんが使うもの』というイメージも持っています。そこで、パッケージデザインに先進的でありながら柔らかさを持たせました」

外箱はメタリック調な地に、丸い図案があしらわれている。一般的に男性向けの育毛関連製品は、重厚だったり毛髪をイメージさせたりといったデザインだが、「スカルプD メディカルミノキ5」では、あえて「毛」を前面に出さなかったと道端さんは話す。

メディカルミノキ5 クッションラバーヘッド

効果的に塗布できる「クッションラバーヘッド」

「使い勝手にも工夫をこらしました。使用するときは塗布ヘッドの口を頭に当てて塗布していきますが、場所によっては毛髪に邪魔されて頭皮に十分届かないことがあります。そうならないために、『クッションラバーヘッド』というパーツを付けました」

これにより頭にあたる感触が柔らかなだけでなく、先端に凹凸があるため、薬剤が毛髪をくぐり抜けて頭皮に到達できるようになっている。また医薬品であるため、1回あたりの用量が1ミリリットルと決まっているが、キャップを開けてボトルを傾けると1回分が先端にプールされる便利な構造だ。

今後、ミノキシジルを配合した発毛剤が、さまざまなメーカーから発売されることが予想されているが、「スカルプD メディカルミノキ5」には、同社ならではの強みがあるという。

「これまで培ってきた予防医学の力です。弊社はずっと髪が育つために必要な『畑』、つまり頭皮の環境を整えることを提唱し、そうした製品を作り続けてきました。清潔にするシャンプー、栄養を与えるサプリメント、環境整備に必要な機器など、頭皮に向けたアイテムが多くあります。髪を生やすことに対して必要なものをトータルに提供できる点が、大きいと考えています」

発毛剤があるから、以前の育毛アイテムは不要ということではなく、ますます必要となっていくということのようだ。また、「発毛剤はまだ必要ない」という人は「スカルプD メディカルミノキ5」ではなく従来の「スカルプD」製品群を使っていけばいいという点でも、選択肢の幅が広がったともいえそうだ。

※2018年8月8日発売。価格は7800円(税込み)。