『モデルが訪ねる 髪にご利益スポット』第4回 心城院(東京都)
「髪にご利益がある!」と噂のスポットをモデルが訪ねるこのコーナー。京都府、埼玉県と巡ってきましたが、今回はついに東京都にやってまいりました! 訪れたのは、文京区湯島にある心城院です。
有名な湯島天神のすぐ近くにある心城院は、何と美髪にご利益があるんだとか。いったいどのようなところで、どうしたらご利益があるのか? レポートします。
ナビゲーターはモデルの優姫(ゆうひ)ちゃん(17)です。では、優姫ちゃん、お願いします!
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皆さん、こんにちは。優姫です。「薄毛に悩む皆さんに、少しでも力になりたい」と思いながら、訪ねてきました。私と一緒に旅した気分で読んでくださると嬉しいです(^-^)
◆「湯島天神」のすぐそばの「湯島聖天」心城院
心城院は、東京メトロ千代田線「湯島」駅より徒歩2分の場所にあります。すぐ近くに有名な湯島天満宮、通称「湯島天神」があったので記念撮影♪
到着しました! 心城院は、湯島天神の「男坂」の坂下にあります。明治の作家の泉鏡花さんの作品に度々登場し、ここでおみくじを引く場面もあるそうです。
入口に「美髪・厄除 江戸名水 柳の井」の文字が。お参りにするのが楽しみです。まず、心城院とはどんなところか説明しますね。
創建は江戸時代の1694年(元禄7年)。湯島天神(旧・湯島神社)の別当寺である喜見院の「弁財天堂」が元となっています。
明治維新の神仏分離令で湯島天神を離れる際、喜見院は廃寺になりますが、「弁財天堂」は難を逃れ、単独の寺院として寺名を「心城院」としたそうです。
御本尊は、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)。聖天さまを祀っていることから「湯島聖天」とも称されています。
江戸三十三観音霊場の7番札所でもあり、江戸時代には札所巡りの多くの人で賑わったそうです。
◆美髪にご利益のある「柳の井」
さて、これが今回一番の注目の場所、江戸名水「柳の井」です。「柳の井」は古来より枯れることがない霊水で、数滴を髪に撫でれば髪も心も清浄になり、厄を振り払ってくれると言われています。髪も心も美しくなるなんて最高ですね!
また、大正時代の関東大震災の時には、貴重な水源として多く人を救った水でもあります。
心城院さんの案内にあった手順を紹介しながら、ご利益にあずかりたいと思います。
1.右手で柄杓を取り、左手に水をかけて清めます。
2.左手に持ち替えて、右手に水をかけて清めます。
3.掌に水を受け、口をすすぎ清めます。
4.水を髪になでつけます。ここがほかの寺院にはないところですね!
5.柄を下にして残った水で伝い流します。
6.柄杓を元のところへ戻します。
「柳の井」があることから、「柳井堂」とも呼ばれる心城院。江戸時代の文献では、「この水で髪を洗えば、きつく結ばれた髪もサラサラとほどける」と記されています。
これで髪の毛サラサラ間違いナシですね♪
◆都会の癒しのパワースポット
泉鏡花の小説にも出てくるおみくじを引いてみました。「信じれば明るい光が昇ってくる」という意味のことが書かれていて、いい感じです。
あれ? 気のせいか、髪がさっきよりツヤツヤしてきたかも♪
一生懸命におみくじを結ぶ私。後ろに見える通り、周りにはマンションやビルが並んでいて、私がよく行く京都のお寺とはまた違った趣があります。
また、ここには、日本庭園の装飾の一つ、「水琴窟(すいきんくつ)」があります。「柳の井」の霊水が流れているので、これを柄杓ですくい、中央に石へ流すと、したたり落ちた水が地中に埋めた甕の中で反響し、琴を奏でたような音が鳴ります。
開運のご利益もあるそうですよ!
湯島は、近くに上野公園や東京大学があり、都会と下町の二つの要素のある場所でした。そんな中で、「柳の井」で美髪になり、水琴窟の音で癒され、元気をもらえます。都会の中の癒しのパワースポットだと思いました。
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◆探訪後記
柳の井の水のご利益か、大阪に帰って来てからも、髪の毛がサラサラです。美髪効果抜群ですね。
ご利益スポットに行くと、自信がつきますし、「もっと大事にしよう」と思うのも大きいと思います。これからも、「美髪だね」って言われるように頑張ります!
お母さんにこの話をしたら、「優姫、湯島天神にも行ったんでしょ? そっちのご利益は?」と言われました。
私、天神様は入口で撮影しただけで、お参りしてないんです…。校内テストが近い今、学問の神様のご利益が一番欲しかった今日この頃です( ;∀;)
では、次回もお楽しみに~(^^)/
【心城院(しんじょういん)】
住所:東京都文京区湯島3-32-4
アクセス: 東京メトロ千代田線「湯島」駅より徒歩2分 ほか
【モデル/優姫(ゆうひ)】
大阪府出身。1998年生まれの17歳。全国でモデルとして活躍中。
行ってみたい場所は沖縄。