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『あの主人公も薄毛だった! 漫画ハゲ列伝』(後編)

『ドラゴンボール』のベジータや『サザエさん』の波平など、漫画やアニメに登場するお馴染みのハゲキャラクターは脇役が多い。だが、歴史を振り返ると、ハゲ、薄毛の主人公もけっこういる。

そんな主人公たちを編集部で8つセレクトした。前回『ついでにとんちんかん』抜作先生らに引き続き、90年代前半から2000年代の4作品を紹介しよう。

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◆5:『花田少年史』 花田 一路

『花田少年史』第1巻(一色まこと/講談社)

『花田少年史』第1巻(一色まこと/講談社)

まずは『花田少年史』(一色まこと/講談社)。1993年から1995年まで、『ミスターマガジン』(講談社)で連載された幽霊コメディー漫画だ。2004年に日本テレビ系でアニメ化、2006年には『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』のタイトルで、実写映画化(主演:須賀健太)もされている。

主人公の花田一路(はなだ いちろ)は、小学3年生。近所で有名なわんぱく坊主だが、イタズラをして自転車で逃げている最中に交通事故にあってしまう。それを機にオバケが見えるようになり、オバケたちに様々な依頼を受けながら、成長していく物語だ。

一路は交通事故の際、頭に9針も縫う大ケガをした。この手術のために頭髪を剃ったのだが、なぜかそれ以降、髪の毛が生えてこなくなる。第1巻では「ハゲ」といわれ、「ハゲじゃない。事故で頭を剃っただけ」と反論している。

ちなみに、父や祖父は髪の毛がフサフサ。最終話に登場する一路の息子・千路は、一路同様、死にかけた後にハゲになり、オバケが見えるようになる。

毛根は成長しないが、人間的に成長する主人公が楽しめる一冊だ。

 

◆6:『花さか天使テンテンくん』 テンテン

『花さか天使テンテンくん』第1巻(小栗がずまた/集英社)

『花さか天使テンテンくん』第1巻(小栗がずまた/集英社)

次は、1997年から2000年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された『花さか天使テンテンくん』(小栗がずまた/集英社)。1998年にはフジテレビ系でアニメ化され、1999年にはゲーム化もされているギャグ漫画だ。

主人公で天使の卵のテンテンは、神様が人間に与える才能の種「サイダネ」の中に、誤ってウメボシの種を落としてしまう。そのせいで才能がない子供に育った人間・桜ヒデユキに対し、「天翼じょうろ」などのアイテムを使って活躍させようとする。

テンテンの頭は、クルクルした毛が1本だけ。その1本は元々は自慢のストレートヘアだったが、5歳の時に毛を虫と勘違いした鳥に引っ張られた結果、パーマ状になってしまった。第1巻では、デートの約束をしていた女性天使に「頭にパーマをかけるような不良の人は大嫌い」と愛想を尽かされている。ちなみに、神様は光り輝くほどのハゲ。

「食べこぼしで汚れた服を洗うのが面倒だから」という理由でいつも全裸。作中には、多くの天使が登場するが、テンテン以外はきちんと服を着ている。

前編で紹介した『珍遊記』の山田太郎も基本的に全裸で、『ついでにとんちんかん』の抜作先生もすぐ脱ぐ。ハゲキャラクターの全裸率は高いようだ。

テンテンは神様のことは「ハゲ頭」と呼ぶが、自分はハゲとは認識してない。

「たとえ1本でも生えていればハゲじゃない」と前向きになれる一冊だ。

 

◆7:『いでじゅう!』 林田 亀太郎

『県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!』第1巻(モリタイシ/小学館)

『県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!』第1巻(モリタイシ/小学館)

続いては、2002年から2005年まで『週刊少年サンデー』(小学館)で連載された『県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう!』(モリタイシ/小学館)。県立伊手高校柔道部、通称「いでじゅう!」を舞台に、主人公たちの日常や恋愛を描いたギャグ恋愛漫画だ。

主人公の高校生・林田亀太郎は、かつて強豪だったが今では廃部寸前の柔道部部員。2年生部員がいないため、引退する3年生に1年生ながら主将に任命された亀太郎は、スケベ男や謎のちょんまげ男など、問題児ばかりの同級生たちに、何とか真面目に柔道をやらせようと奮闘する。

亀太郎は、第1巻では髪の毛のことは全く気にしていないが、途中から「父親の髪の毛が薄いため、髪のことでよく悩む」という「若ハゲ」設定に。マイナス思考になると、抜け毛が増えるという「脱毛キャラ」でもある。

第10巻では、ヒロインにカッコよく思われたいために、毛染めを決意。誤って長時間、染めてしまい、毛根へのダメージを心配する『勇気を出して初めての毛染め』という回が。

また、第11巻では、抜け毛が多くなったと悩む亀太郎に、ほかの部員が「アリエヘンクライ毛ハエール」という毛生え薬の試作品を持ってくる『毛髪行進曲』という回など、髪に関するドタバタ話も満載だ。

主人公の抜け毛と恋愛の進行を、ドキドキしながら楽しめる一冊だ。

 

◆8:『ワンパンマン』 サイタマ

『ワンパンマン』第1巻(原作・ONE・画:村田雄介/小学館)

『ワンパンマン』第1巻(原作・ONE・画:村田雄介/小学館)

最後に紹介するのは、『ワンパンマン』(作・ONE・画:村田雄介/小学館)。

原作者のONEの作画により、2009年ウェブサイト上で連載されて人気を博し、2012年からは村田雄介が作画を担当するリメイク版が『となりのヤングジャンプ』(集英社)で連載されている。

どんな敵もワンパン(パンチ一発)で倒してしまうヒーロー・サイタマが主人公のギャグ系アクション漫画で、2015年にはアニメ化され海外でも高い人気を誇る。

主人公のサイタマは、頭に毛が全くないスキンヘッドの25歳。元々は髪の毛がフサフサで、正義感が強いが不良にボコボコにされるほど弱かった。だが、就職活動中に怪人から少年を助けたことをきっかけに、子供の頃からの夢であるヒーローになることを決意。3年間、ハゲるほどトレーニングで自分を追い込んだ結果、最強になる。

ハゲを気にしている様子はあまりないが、第1巻では、助けて肩車をしてあげた少年に「ハゲお兄さん」「ハゲっち」と呼ばれるまでは普通だったが、ストレートに「ハゲ」と呼ばれた時は「落とそうかなコイツ」と少しムカッとしている。

世界で愛される“最強ハゲヒーロー”を堪能できる一冊だ。

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前編・後編の2回にわたって薄毛、ハゲの主人公を紹介してきた。こうして振り返ると人気作品ばかりで、アニメ化、映画化されたものも多い。

共通しているのは「前向きなハゲ」ということ。アナタも漫画の主人公のように前向きに生きれば、きっと周りの皆のヒーローになれるはずだ。さあ、今日から育毛剤とハゲ漫画を手に、力強く生きていこう!