あの「プラズマクラスター」で育毛ができる!


2000年に開発され、家電の一機能として定着したシャープの「プラズマクラスター」。エアコンや洗濯機、ドライヤーなど同社製品に幅広く使われている技術だ。除菌・消臭、空気の正常化などさまざまな働きがあることが評判だが、このほど新しい効果が見つかった。なんと育毛に役立つというのだ。

◆比較試験で毛髪の量がなんと2.5倍!

プラズマクラスターには、代表的な二つの特徴がある。一つは、電極から飛び出した水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンが、強い酸化力を持つこと。これにより空気中の細菌や臭い物質が抑えられるというもの。もう一つはイオンの周りに水の分子が集まり、ブドウの房のようになること。これが皮膚や毛髪に付着すると、微細な水のバリアが形成され、保湿に役立つことになる。

「肌のケアに役立つのであれば、頭皮環境の改善にも貢献するはず」という仮説を立てた同社は、毛髪治療クリニックにおいて試験を行った。プラズマクラスターの毛髪に対する働きは過去に、キューティクルの保護や、枝毛・切れ毛の予防に役立つことがわかっていたが、今回の狙いは「育毛」だ。

試験の対象は「HARG治療センター 新宿桜花クリニック」(福岡大太朗院長)に通院し、毛髪の治療を受けている20~70代の男女、115人。頭の左右に髪の毛を剃った部位を設け、プラズマクラスター発生装置を用いて、来院時に20分間照射した。照射は比較のため片側だけに行った。その後、1か月ごとに毛髪の本数と頭皮の水分の蒸散量を調査。

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試験で使われたプラズマクラスターを発生させるドライヤー

 

その結果、プラズマクラスターを当てたほうの毛髪の本数が増えたことと、水分の蒸散量が抑えられたことが認められたのだ。シャープの健康・環境システム事業本部の西川和男さんはこう話す。

「毛髪の本数を平均で出したところ、プラズマクラスターを照射した側の毛髪の本数は、何もしなかった側と比べて2.5倍もありました。プラズマクラスターが頭皮の環境を改善し、育毛に適した『土壌』にしたのではないかと考えています」

◆頭皮に悪さをする菌が6割も抑えられた!

プラズマクラスターが得意とする「除菌」についても調べられた。フケ、かゆみ、炎症の原因となるマラセチア菌を抑えることができるかという試験が、株式会社総合医科学研究所で行われた。40~63歳までの女性59人に、1日5分間プラズマクラスターを頭に当てる方法で12週間後にデータを取ったという。

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育毛剤だけでなく「育毛機器」との合わせワザにも期待!?

 

結果は、何もしなかった場合と比較して菌の数が、なんと64%も抑えられていた! 頭皮のかゆみや炎症の原因となる菌を退治できれば、髪の毛の成長に対するリスクを減らせる。同社代表の杉野友啓さんは、こう評価する。

「試験参加者からは『頭皮のかゆみが気にならなくなりました』といった声が多く聞かれました。プラズマクラスターは美容分野で有効な手段であることが示されたといえるでしょう」

これを受けて「プラズマクラスター家電があれば育毛に役立つ!」…と、言いたいところだが、今回の試験ではイオンの濃度を非常に高めた試験用の機器を使ったため、現在発売されているドライヤーやエアコンでは同様の効果は見込めない。ただ、シャープではこの結果をもとに製品化を視野に入れたいとのことで、近い将来、強力な「育毛ドライヤー」が登場する可能性は濃厚だ。

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