薄毛、ぺちゃんこ、パサパサ… 髪の悩み別正しいお手入れ法


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(ph/Aflo)

髪は濡れている状態でこすれてしまうとかなりのダメージを受ける。乾いた後は乾燥しすぎてしまうことも。「夜、髪は洗ったら、洗い流さないタイプのトリートメントをつけて、ドライヤーできちんと乾かして寝る習慣をつけて」(生活美容ジャーナリスト・山岸敦子さん 以下「」内は同)。翌朝のまとまり方が違う、髪の悩み別、女性のための正しい髪のお手入れ法をお教えします。

◆ぺちゃんこ

髪にハリやコシがなくなってきたら、ドライヤーの乾かし方に工夫を。

「まず、タオルで地肌を押さえるように余分な水分を拭き取ります。そして、ドライヤーで乾かす前に、洗い流さないタイプ(アウトバス用ともいう)のトリートメントを毛先につけます。

ドライヤーの熱と風が地肌にあたるように手で放射線状に髪を分けながら、根元を立ち上げるように乾かすと、ふわっと仕上がります。カーラーで根元を起こすように巻いて、トップにボリュームを出すのも◎」

頭頂部が半乾きだと、寝ぐせでトップがぺちゃんこに。根元から毛の生えている向きと逆方向にドライヤーをあて、立ち上げるように乾かして。

洗い流さないタイプのトリートメント選びでは、ミルクタイプがおすすめ。油分と水分のバランスがいいのでパサつきを抑えられる。

「ドライヤーの熱が気になるなら、ヒートプロテクト成分配合のものを。濡れて開いた髪のキューティクル部分に付着し、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。さらにドライヤーの熱を利用して、髪もふっくらと、まとまりやすくなります」

◆パサパサ

大人世代の髪のダメージは、パーマやカラーリングといった化学的な作用のほか、女性ホルモンの低下など原因もさまざま。

「女性ホルモンが減少すると、皮膚全体の潤いが不足していきます。髪の毛も乾燥しがちになり、表面のキューティクルが傷つくことも。そのすき間からたんぱく質などの栄養分が失われ、髪全体がスカスカになってしまいます。

栄養を補うために、洗い流さないタイプのトリートメントはアルガンオイルやヒアルロン酸など、髪によい成分が含まれているものを選び、毛先中心につけること。お肌同様、日々のケアも大切です」

洗い流さないトリートメントは油分と水分のバランスがポイント。ダメージが気になるなら毛髪補修成分配合の製品を毛先中心に塗ると指通りもなめらかになる。

また、紫外線や自然乾燥によるダメージも大きい。特に自然乾燥は、髪に含まれる水分が蒸発してしまうので髪の乾燥に拍車をかけてしまう。

「髪は洗ったら必ずドライヤーで乾かします。半乾きのまま寝てしまうと、枕で髪がすれてカラーリングの退色が早まることもあるので、しっかり乾かしてから寝ましょう」

過度な洗髪はダメージを助長する。髪の汚れはお湯だけでも8割は落とせるといわれているので、洗髪は1日1回を目安に。

◆くせ毛

日本人はストレートヘアが多いと思われているが、実は、はえぐせがある人が多く、案外ストレートは少ないのだそう。しかも、若い頃は気づかなかったが、更年期に入って髪が少なくなってから髪にくせが出てきたりと意外と厄介だ。

くせ毛の種類は、毛の1本1本が縮れている「縮毛」、コイル状にねじれのある「捻転毛」、大きくうねりのある「波状毛」など主に3種類。これらの形状の髪が交ざって、1人の髪をつくっている。

くせ毛は乾燥しやすいので、油分と水分量のバランスキープがカギに。また、くせ毛の人は髪が広がりやすいので、ドライヤーは上から下に向けてかけること。温風で乾かし、形を整えたら、冷風をあてて定着させる。すると翌朝もきれいにまとまる。

「オイル系のアウトバス用ケア剤が流行していますが、髪の毛の乾燥がひどい人ほど、使う際には注意が必要です」

髪の広がりを抑えるために、オイルを塗ってからドライヤーを使う人がいるが、それでは、油を注いだフライパンを、一気に熱するようなもの。よけい髪を乾燥させてしまう恐れも。ドライヤーの熱で髪の表面の温度は一気に上昇し、髪全体に相当なダメージが加わり、栄養分がさらに失われてしまうのだ。

「オイルは髪を乾かした後で広がりを抑える程度に使って。最近の美容室は、勉強会を積極的に行い、技術もヘアケア商品の質も格段に進歩しています。くせ毛の人こそ自己判断せずに、美容師さんのアドバイスでヘアケア商品を選ぶべきです」

さらに縮毛矯正だけでなく、通常のパーマ剤で穏やかにストレートにするパーマ法や、くせの一部を生かした髪形へのチェンジも可能。似合う服装が年齢とともに変わるように、似合う髪形も変わる。美容師に今の自分をきれいに見せる髪形にしてもらえるのだ。

◆薄毛

更年期を境に薄毛や抜け毛に悩む女性は増えていく。男性に最も多い「男性型脱毛症(AGA)」は、男性ホルモンとの関係が深く、しかもそれに関与する遺伝子が特定されているため、原因が解明され治療の方向性も決まってくる。

しかし、女性の薄毛や抜け毛は、原因も複雑。なかでもいちばん関連性が高いのが、女性ホルモンの低下だ。

「髪は外見的な要素が強く悩む人も多いのですが、かといって、命にかかわる部分ではありません。薄毛は加齢変化の1つのサインであり、自分の体のことをきちんと考える時期にきたと思ってください」(ACAクリニック銀座院長の浜中聡子さん・以下「」内同)

女性の薄毛は、男性のように特定の部位だけが薄くなるというよりは、頭頂部から徐々に薄くなる「びまん性脱毛症」が多い。一気に抜けることはないので必要以上に不安がることはない。だが、加齢による自然現象なので、生活習慣を改善するだけでは止められないのも事実だ。

「保険診療で処方できる薬を服用し、薄毛をくい止めるのには限界があります。やはり、頭髪外来など専門クリニックを受診して」

浜中さんの病院では、内服薬や外用薬、医療用サプリメント、点滴など、自分に合わせた治療が可能だという。

「更年期症状が目立つ場合は、ホルモン補充療法も併用を。7~8割の患者さんが、治療開始から半年くらいで効果が出ていますよ」

治療とは別にウィッグなどの方法もある。

「更年期症状を緩やかにするために、エストロゲンと構造がよく似ているイソフラボンを多く含む大豆製品を意識的に摂るのも得策です」(前出・山岸さん)

また、健康な髪が生えるためには、頭皮のやわらかさも重要。

「血行が悪くなると頭皮は硬くなってしまうので、こめかみや頭頂部など頭全体を指の腹で押したり、揉んだりして、頭皮をゆるめて。強さは自分が気持ちいいと感じる程度。テレビを見ながらなど、気づいたら行って」(山岸さん)

 

※女性セブン2016年4月28日号

 

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