更年期には薄毛が加速!? 大人の女の正しいシャンプー選び


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(ph/Aflo)

髪の悩みを抱える女性が増えている。一億総活躍時代といわれ、女性の社会進出も当たり前となった今、薄毛や白髪、ダメージへアなど、かつては男性特有の悩みだった髪問題は、女性の悩みの主流になった。一方、ウィッグや白髪染めなど美容室のレベルは格段の進歩を遂げている。そこで、女性のためのシャンプー選びをレポート。

「加齢による血流の低下、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、過度な食事制限によるダイエットなど、女性の髪の変化の原因はさまざま。1つに絞るのは難しいですね」

そう語るのは、ACCクリニック銀座院長・浜中聡子さん(以下・「」内同)。

浜中さんのクリニックの「女性専門頭髪外来」に通う患者数は、2007年から2015年の8年間で約5倍に増加。年代別では40代以上が、全体の約8割を占めている。

「女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、髪に影響を与えているエストロゲンは、毛髪を豊かに保つなどの働きがあります。しかし、20代後半をピークに分泌量は年々減少。40代に入ると急激に減ってしまう。そのため、40~50代で髪の変化を感じる人が増加します」

若い頃は潤っていた頭皮も、エストロゲンの低下で、肌同様に頭皮の潤いも低下。髪も全体的にパサつき、うねりやすくなる。さらに、加齢による血流の低下も加わることで、髪の成長に必要な栄養や酸素を充分に摂り込めなくなり、その結果、髪が細く、全体的に本数も減ってしまう。

「血行不良の改善には、基本である食生活を見直すこと。三食バランスよく食べ、特に髪を育てる鶏肉・豆腐・卵などたんぱく質と、ミネラルを多く含むナッツ類やひじきなどを意識的に食べてみて」

◆なぜ髪は抜けちゃうの?

髪の毛は毛根の中の「毛球」で作られるが、毛球部に充分な栄養と酸素が行き届かないと健康な毛は育たない。

また、髪の一生には成長期、退行期、休止期があり、これらを総称してヘアサイクルと呼ぶ。このサイクルは平均4~6年で、ほとんどの期間は毛母細胞が分裂し髪が伸びる成長期。この期間が長いほど髪は長く成長し、太くなる。しかしヘアサイクルがホルモンバランスの乱れなどで狂うと、毛が充分に成長しないまま休止期に入ってしまい、抜け毛が目立つようになってしまうのだ。

◆ダメージを抑える洗い方とは?

シャンプー選びについて、浜中さんはこう話す。

「年齢とともに髪も変化するので、合うシャンプーも変わってきます。いつものシャンプーが合わないな、と感じたら、そのつど、自分に合ったものに替えましょう」

だが、店頭には何十種類のシャンプーが並び、どれを選べばいいのか迷うもの。

「シリコンは指通りをよくするための成分ですが、毛穴がつまり、においの元となる恐れもあります」

と生活美容ジャーナリストの山岸敦子さんは言う。シャンプーは、髪質を問わず、ノンシリコンを選ぶ方がベターだ。

また35才前後から白髪染めを始める人が増えるが、白髪染めは、髪への負担が大きく、ここでもシャンプー選びが重要になってくる。

「白髪染めによる髪のダメージは想像以上に深刻です。サロンで勧めるシャンプーは、独自の研究により、髪自体に栄養を与える成分を豊富に配合。市販品より高価ですがその分、洗うだけで潤い、油分と水分が整うので髪がまとまりやすくなります。

市販のシャンプーを使うなら、しっとりタイプは油分が多めなので、乾燥やダメージが気になる人におすすめ。

髪が少ない人は、トリートメント剤が地肌につかないよう、毛先を中心につけましょう」(山岸さん)

◆正しい洗い方チェックリスト

洗う前にブラッシングしておくと、髪がからまらずダメージや抜け毛を減らせる。あなたは正しく洗えているか、以下のチェックリストで確認。○が少ないほど、間違ったシャンプーをしていることに。

□洗う前に軽くブラッシングしている
□髪の毛を根元まできちんと濡らす
□指の腹で洗っている
□泡がなくなるまですすぎ、一度、水気をとる
□トリートメントは根元にはつけない
□首や肩、顔まわりも丁寧にすすいでいる

◆似たものと思っていたらこんなに違う!

シャンプーの後につける「トリートメント剤」。リンスは手触り、ヘアマスクは集中補修など目的が違う。すべて根元につけず毛先に塗布を。下に行くほどダメージの強い髪の人におすすめだ。

1:リンス
主成分はカチオン界面活性剤。濡れてマイナスの電気を帯びた髪に塗布することで、髪がプラスマイナスゼロに。指通りや手触りをよくして、静電気を防ぐ。

2:コンディショナー
リンスよりコンディショニング成分(油分)が多めなので、しっとりとした仕上がり。ダメージヘアに悩む層のニーズで、リンスよりメジャーになった。

3:トリートメント
主成分のカチオン界面活性剤が髪の表面に吸着。ポリペプチドなどの補修成分やトリートメント成分が内部に浸透して、髪の内側からダメージを修復する。

4:ヘアマスク・パック
基本はトリートメントと同じだが、ダメージ補修や髪の栄養素を補うなど目的に応じたケア成分の配合率を高めたもの。集中的に作用させる機能が充実している。

◆髪と頭皮にまつわるウソホント

「ドライヤーの熱は髪を傷める」 → ウソ

「むしろ自然乾燥のほうが傷みます。頭皮には皮膚常在菌がいて、頭皮を保湿して正常な弱酸性を保っています。濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖し、かゆみやにおいの原因になります」(浜中さん)

「カラーリングした日はシャンプーをしないほうがいい?」 → ホント

「サロンでカラーリングをすると、ヘッドスパやトリートメントをすすめられますが、これはカラーリングでアルカリに傾いた髪や頭皮を中和するため。髪のダメージを抑える効果もあるので、お金と時間に余裕がある時はお願いしてみて。カラー剤を定着させるためにも、サロンから帰ったらその日は髪を洗わず、シャンプーは翌日以降にしましょう」(山岸さん)

「女性の薄毛は遺伝と関係ない?」 → ホント

「男性の薄毛は遺伝が関係するといわれています。しかし女性の場合は、特定の遺伝子は解明されていません。環境や生活習慣など後天的な要因で薄毛になっているケースが多いように感じています。日頃から髪によい生活を心がけて」(浜中さん)

 

※女性セブン2016年4月28日号

 

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