シャンプー、食生活、マッサージ… 女の薄毛対策7


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(ph/Aflo)

鏡を見て、ふとため息が出る。肌のたるみ、小じわ、白髪…それに加えて「なんだか最近、頭皮が見えてきたような!?」と不安になっているのはあなただけじゃありません。もしかして、“夫の薄毛”よりも、私のがヤバくない?

50才を過ぎたらハリやツヤがなくなってきた。若い頃と明らかに違う──これ、お肌の話じゃありません。日々、抗いきれない“老化”を感じるなかで、「髪の毛」の悩みを抱える人は多い。抜け毛や薄毛といった髪のトラブルは更年期症状のひとつ。

肌の悩みと違ってなかなか人には相談しにくく、対処法もよくわからない…そんなあなたのために、その原因から対策までをご紹介します。

【1】男性との違いは「細く弱くなること」

女性の場合、部分的に全く生えなくなる男性の薄毛とは違い、全体的に量が少なくなるのが特徴だ。

ノエル銀座クリニック院長の保志名勝さんが解説する。

「男性は、男性ホルモンが強いために育毛が阻害されて毛が抜けてしまうのですが、女性の場合は“びまん性脱毛症”といって、毛根が弱って全体的に毛が細くなったり抜け毛が増えて、ボリュームが減ります。出産、加齢による女性ホルモンバランスの乱れ、栄養不足、遺伝など複数の要因が考えられます。

エストロゲンというホルモンが育毛を促進しますが、加齢とともに減少し、薄毛にいたるのです」

ただし、毛根自体は生きていることが多いため、あきらめるのはもったいない。

「生活習慣や食生活を改善し、点滴などで栄養補充すれば、毛根がある程度元気になり、薄毛が改善されます」(保志名さん)

では、日々の生活でどんなことに気をつければいいのか?

【2】シャンプーは指の腹でやさしく

頭皮を傷つけないように、指の腹を使って頭皮が動くぐらいの力で、もむようにマッサージするのが鉄則。

かくた皮膚科クリニック院長の角田美英さんがアドバイスする。

「シャンプーの量は小さじ1杯程度が適量です。水を少量加えて手で軽く泡立てましょう。泡立てずにそのままシャンプーしてしまうと、頭皮への刺激が強すぎます。

リンスやコンディショナーは毛穴を詰まらせるので、頭皮につかないよう、髪の毛の途中からつけるのがポイントです」

洗った後のすすぎ方にも気をつけたい。たっぷりのお湯で、生え際からうなじまで流し残しがないことは基本中の基本。

「お湯の温度は38~39℃ぐらい。頭皮は熱に弱く、40℃以上だと必要な皮脂まで流してしまい、頭皮を乾燥させてしまいます。すすぎ時間は少なくとも3分間はキープしてください」(角田さん)

ドライヤーは髪を傷めるので自然乾燥させる人もいるが、「髪を乾かさないのはNG」だと角田さんは続ける。

「濡れたままでいると、多湿を好むカビ、マラセチア菌が増殖し、頭皮環境の悪化につながるのですぐに乾かしましょう。夏は冷風、秋冬は温風でもワット数や風力が弱い設定にし、指で根元を立ち上げる。ドライヤーの先は頭皮から20cmは離し、一か所に風を当てずに全体にまんべんなく風を当ててください」

【3】大豆や青魚を食べる!

毛根や髪の毛は、骨や筋肉を作るのと同じで、食生活の影響は大きい。「わかめや昆布など海藻がいい」とはよく聞くが、保志名さんがオススメするのは、海藻だけではない。

「髪の毛のほとんどはケラチンというたんぱく質でできているので、大豆などの植物性たんぱく質を摂りましょう。青魚やくるみなど良質な脂肪も、頭皮や髪の乾燥を防ぐ油を作るのに必要な成分なので、積極的に食べたいですね」

【4】髪の毛を成長させるには睡眠6時間

夜の10時~夜中2時までは「お肌のゴールデンタイム」といわれるが、髪の毛にとっても同じことがいえる。むしろ、お肌よりも重要だ。

角田さんが言う。

「成長ホルモンは、体の優先順位の高いところから回ります。その順位で言うと、髪の毛はけっこう後回し。睡眠不足や睡眠の質が落ちると、髪の毛の成長まで行き届かないのです。せめて、その日のうちには布団に入り、6時間睡眠は確保してください」

【5】たばこはもってのほか

たばこが健康に悪影響を及ぼすことは誰もが知っていること。それは、髪の毛にも及ぶ。
「ニコチンの影響で血管が収縮し、血流が悪化します。すると、頭皮の細胞に血液が届かず、髪の毛が栄養不足になってしまう。髪の毛が細く弱くなる原因です。また過度なダイエットも栄養不足を招きます」(保志名さん)

【6】毛根促進のツボを押す

空いた時間に手軽にできるのがツボ押しだ。

「頭皮にある4つのツボ、頭の上にある百会と通天、首筋にある天柱と風池を覚えておきましょう。

痛みを感じる程度に5~10秒間押します。指を離し、ひと呼吸おいたらまた押し、5分間程度行います。

1日1回、いつでもいいので続けることで、頭皮が元気になります」(角田さん)

時間はいつでもいいが、ツボを刺激した直後に入浴すると効果が半減してしまい、食後すぐに行うと消化不良の原因になるのでタイミングには気をつけよう。

【7】最新治療は細胞注入

自費診療になるが、病院で治療を受けることもできる。保志名さんが解説する。

「昔から行われているのはアミノ酸やビタミンBなど毛髪に栄養を与える成分が入っているサプリ『パントガール』をのむ治療です。また、抜け毛を防ぐ塗り薬『パントスチン』の処方や、毛髪にいい栄養剤の点滴も行います」

塗り薬や点滴は病院によっても異なるが、だいたい5000~1万円程度。

また、近年の主流は再生医療のHARG療法と呼ばれるものだ。脂肪幹細胞を頭皮に注入して、発毛を促す画期的な方法だという。

「従来の治療ではサプリの服用や薬を頭皮に塗って育毛、発毛を促していました。
HARG療法は何にでも変化する脂肪幹細胞を頭皮に注入して、髪の毛を作っている毛母細胞そのものを刺激し、“髪の毛そのもの”を再生させてあげる方法です。

お値段は1回につき10万円前後と高価ですが、効果は高いです」(保志名さん)

加齢とともに薄毛になるのは避けようのないこと。悩みすぎは逆に薄毛を促進するだけなので、気楽にできる毛髪ケアから試してみよう。

 

※女性セブン 2015年11月19日号

 

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