さりげなく薄毛をカバーできる頭皮に優しいカラーリングとは?


髪が薄くなってきたときに頼りになるのは育毛剤だが、効果が出るまでとりあえずなんとなく薄毛をカバーしたい…と誰しもが思うだろう。方法の一つとして「カラーリング」がある。髪の色を明るい色にすることで、毛量が少ないのを補えるわけだ。しかし、ただでさえ弱ってきている毛髪や頭皮に、カラー剤などを塗布してよいものだろうか? 実は髪に優しいヘアカラーというものが存在する。髪の染色の問題と、安全なカラーとは何かを、髪と頭皮のプロにうかがった。

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◆ヘアカラーで炎症を起こすことも…

所ジョージ、竹中直人、小堺一機など、有名人でも髪を明るくすることによって薄毛のイメージがあまりない人たちもいる。地肌となじむ髪色にすれば、薄毛が目立たなくなるということだ。一般サラリーマンでは金髪にすることは難しいだろうが、髪をやや明るい色にすることでハゲイメージを軽減できるのだ。しかし、安易に染めてしまっていいものなのだろうか?

頭皮ケアに関して多くのメニューと実績を持つ、ヘッドスパ専門店の「リッツ渋谷」で聞いてみた。リッツ総店長の村山ひとみさんはこう説明する。

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各種のカラーリング剤。袋に入っているのが「ヘナ」の粉末

「髪の量に関係なく、髪の色を変えたいというニーズは根強いですね。ただ、人によって染料が体質に合わないということがあります。比較的よく聞かれるのは頭皮のトラブルです。その理由の多くは、一般的なヘアカラーに使われている化学物質です。中でも『ジアミン』という物質が皮膚から入って蓄積し、アレルギーを引き起こすことがあるのです。最初は問題なくても、あるとき突然に出る人もいます。症状がひどいと頭皮に水ぶくれができ、皮膚に炎症が起き、腫れてただれてしまうこともあるんです」(村山さん、以下「」内は同)

ジアミンとは化合物の通称で、さまざまな種類がある。その中でヘアカラー染料の素材としてよく使われているのは、フェニレンジアミンとパラフェニレンジアミンという物質。茶髪や金髪にするカラー材料のほか、白髪染めにも多用されている。ジアミンは髪の染料素材として公的に認められている物質ではあるが、大量に使ったり長期にわたり継続したりすると、健康リスクが増すことも報告されている。

「ジアミン使用製品は赤、青、黄の3原色がそろっているので、多彩な色が作れますし、毛髪の中までしっかり染まるので、非常に扱いやすいのです。最近はジアミンを入れていないノンジアミンのカラーが出てきましたが、まだ種類が多くないので、微妙な色合いを出すことが難しいのが現状です」

ヘアカラーではもう一つ注意点がある。過酸化水素(オキシドール)を用いて酸化発色をさせる点だと、村山さんはいう。

「ヘアカラーは簡単にいうと髪の色を抜いて染料を浸透させるわけですが、このときに大量の活性酸素が発生します。頭皮や毛根の酸化が進むので、細胞が老化しやすくなるリスクが増えるのです」

日々育毛に励みながら、薄毛を髪色でうまくカバーしようと思っても、下手にカラーリングに手を出さないほうがいいのだろうか?

◆大切なのはカラー後の頭皮ケア!

「ノンジアミンの染料なら刺激も少ないので、頭皮へのリスクは軽減できます。植物性の天然素材『ヘナ』を使う方法もあります。ヘナは色のバリエーションは多くないものの、地肌にもキューティクルに対してもダメージはほとんどないので、頭皮を心配される方にはオススメできます。ヘアマニキュアも染料を直接肌に付けないという点では、選択肢に入れてもいいでしょう」

同店ではまず、お客さんの地肌の状態チェックでヘアカラーが可能かどうかを確かめることから始まり、髪質や白髪の割合でどのような色合いや明るさがいいかなどを、相談しながら決められるという。また、染料が体質に合うかどうかのパッチテストも行う。薄毛だったり肌が弱かったりという人が髪を染めたいと思ったときは、頭皮のことを考えてくれる店選びも重要だろう。

1a1801a083877a4a399f2913310612f5_sカラーをしたら、頭皮のアフターケアは忘れずに

「染料の選定も大切ですが、染めた後のアフターケアは特に気にしなければなりません。カラーを行うことで発生する酸化や、液に含まれる界面活性剤が必要な皮脂まで除去してしまうことで、頭皮はダメージを受けやすくなっています。弊社の場合はアフターケアとして保湿や抗酸化力を持つ成分のオイルや頭皮用エッセンスなどを使っています。また、カラーの塗布前にプロテクトクリームで、頭皮の水分を保ちながら染めているというのも特徴です。長い目で見たときに、髪と頭皮への負担が少ないヘアカラーのご提案を心がけています」

このあたりは、日常生活でも応用できる。髪を染めた後であれば、特に普段より入念に、頭皮をいたわる習慣をつけておきたい。

ところで、髪を染めた後で育毛剤を使うことは可能なのだろうか?

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「リッツ渋谷」ではクレンジングにツバキ油も使っている

「エタノールがカラーの色あせに影響することは知られています。育毛剤にはエタノールが含まれていることが多いのですが、濃度が低ければほとんど問題にはならないと思います」

薄毛や頭皮を気にする人にも安心なヘアカラーがあるということは、朗報だ。髪色を明るくすることで気分転換ができ、育毛に対してさらに前向きになれるかもしれない。育毛剤や育毛シャンプーを使いながらも、オシャレには気を抜きたくないものだ。

リッツ公式サイト

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