かつらの時代は終わる? 市場から見る薄毛のトレンド


11月1日放送のフジテレビ系『めざましテレビ』内、「ココ調」のコーナーで「コンプレックスからカッコイイへ!?イマドキ男性の薄毛事情を調査!」と題して、変わりつつある昨今の薄毛に対する意識が特集された。

かつてはコンプレックスとして捉えられることも多かった男性の薄毛だが、薄毛のハリウッド俳優やお笑い芸人の活躍によって、最近では「カッコいい」と感じる人も増えているというのが、この特集の内容。たしかに、街頭インタビューでは薄毛の男性が好きだという女性も多く登場し、薄毛に対する考え方が変化していることがうかがえる。

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『めざましテレビ』公式HPより

そして、この特集で注目すべきは、男性のかつら利用者が減っているという調査結果だ。番組ではかつらメーカー11社にアンケートを実施、最近の男性用かつら販売状況を聞いたところ、「増加」と答えたのは1社のみ、「現状維持」が3社で、「減少」が7社だったのだ。

たしかに、かつらメーカー大手のアデランスは高価な男性用かつらの販売が低迷していることで業績が悪化。自社再建を図るべくアデランス株の公開買い付けを実施することとなっている。

◆男性用かつらの市場が停滞!?

矢野経済研究所が発表したヘアケア市場に関する調査結果によると、2016年度のヘアケア市場(毛髪業市場、植毛市場、発毛・育毛剤市場、ヘアケア剤市場の合計)の規模は前年度比99.3%の4383億円。そのうち、かつらや育毛サービスを含む毛髪業市場は前年度比100.1%の1402億円だった。前年度に比べて微増という結果になっているが、これは女性用かつらが好調だったことに起因するものであり、男性用かつらについては停滞しているという。

一方、植毛市場規模は前年度比105.1%の41億円と好調。さらに、発毛・育毛剤市場規模も前年度比102.8%の672億円と、わずかであるが伸びを見せている。ちなみに、シャンプーやリンス、トリートメント剤を含むヘアケア剤市場規模は前年度比97.8%の2268億円で減少傾向にあることを考慮すると、やはり植毛市場、発毛・育毛剤市場の好調さが目立つ結果だ。

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『めざましテレビ』の人気コーナー「ココ調」(フジテレビ公式HPより)

ヘアケア市場に関する調査結果を見る限りでは、男性の育毛対策のトレンドは、かつらから植毛や育毛・発毛剤に移行していると言える。前述の『めざましテレビ』でも、薄毛を隠すのではなく、髪をあえて短くして薄毛を見せていくという男性が増えていると紹介しており、かつらで薄毛を覆い隠すのは、時代にフィットした方法ではないのかもしれない。

また、番組が女性100人に対し、短髪にして薄毛を見せるのと周りの髪を伸ばして薄毛を隠すのとどちらが好きかを尋ねたところ、70%が「見せる派」で30%が「隠す派」という結果だった。どうやら、無理な形で薄毛を隠すより、自然な形を保ったほうが好感度も高そうだ。

いわば薄毛も個性の一つ。髪の毛を増やすにしても、その個性を活かしつつ育毛剤などで自然に増やしていくというのが、昨今のトレンドのようだ。

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